Webアプリ開発には、「セキュリティ対策が万全」なフレームワークを選ぶべき。その中でもDjangoはおすすめです。

※社外のコラムニストによる寄稿です。Pythonに関する情報をお届けします。

こんにちは、穂苅智哉と申します。

7月も後半に差し掛かり、その間に今期や来期に向けての方向性の話がされ、必要な情報収集をしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、Webアプリケーション(Webアプリ)を作る際におすすめしたいフレームワークを紹介していきます。

Webアプリケーション開発には、「セキュリティ」をしっかり考える必要がある

Webアプリケーションの開発を行う際には、目的、目標、コンセプト、技術要件、運用方法、プロジェクトメンバーなど様々な要素を決めていく必要があります。その中でも、「セキュリティ」の観点は意外と抜けやすい部分ではないでしょうか。

そもそも開発の目的が曖昧になると、何のためにWebアプリを作るのかが分からなくなってしまいます。多くの方が気をつけていると思いますが、セキュリティは検討の優先度が下がってしまうこともあります。

しかし、セキュリティを起点に考えることで、技術要件としてどの技術を使うべきかが定まってきます。現在は、プログラミング言語はとても多く、情報も膨大です。そのため、開発を行う際にはどの技術を使うのが適切なのかを判断するのが難しい状況になっているとも言えます。

そこで、Webアプリを開発する際には、フレームワークを使った開発をおすすめします。フレームワークは、開発を効率化するために必要な基本的な機能や骨組みが用意されている枠組み(フレームワーク)です。フレームワークには、セキュリティ対策も含まれているためセキュリティ要件の抜け漏れを防ぐことができますし、開発速度も向上させることが可能です。

では、どのフレームワークを使うのがいいか。これはどんなWebアプリを開発したいのかによりますが、検討候補としてぜひおすすめしたいのが、PythonのフレームワークであるDjangoです。

Djangoのセキュリティ対策

Djangoにおけるセキュリティ機能については、Djangoの公式ドキュメント(※1)にもしっかり書いてあります。
(※1)https://docs.djangoproject.com/ja/5.2/topics/security/

Webアプリ開発時には、絶対対策が必要な、被害の影響が大きい脆弱性がいくつかあります。これは、IPAが出している安全なウェブサイトの作り方(※2)を見るとわかります。
(※2)https://www.ipa.go.jp/security/vuln/websecurity/about.html

例えば、以下のような脆弱性です
・クロス・サイト・スクリプティング(XSS)
・クロス・サイト・リクエスト・フォージェリ(CSRF)
・SQLインジェクション

Djangoはこれらへの対策が、フレームワーク側で対応しており、必要な実装があればそれを公式に案内しているため、安全なWebアプリ開発ができます。 Python自体がプログラミング言語として人気のことからも、PythonのフレームワークであるDjangoを利用する企業も増えています。Webアプリ構築の技術要件を満たすためのDjangoは覚えておいて損はないかと思います。

Pythonを活用した Webアプリケーション開発やDX開発は株式会社グローバルウェイ

今回、Webアプリ開発の際の重要なポイントである「セキュリティ」と、その観点からおすすめできる、PythonのフレームワークであるDjangoについて、ご紹介しました。

ただし、開発したいWebアプリの内容によっては、Djangoが適切なのか判断が難しい場合もあります。その際は、設計や開発に関する知見と実績を持つ企業に相談してみるのが良いでしょう。

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