こんにちは。吉政創成の吉政でございます。
今回からDXやPythonに関するビジネスコラムを連載することになりました。どうぞ宜しくお願いいたします。第一回目は「DXシステム基盤に構築のベンダーの選び方」を私見を交えて解説したいと思います。
改めてDXの定義とシステム基盤のあるべき姿
実はここ最近、DXの定義は少し変わっています。もともとはデジタル化を活用した事業改革がDXの本来の定義でした。最近では、デジタル化とA.I.を活用した事業改革に定義が変わってきています。そして、このDXはもちろん成功する事業改革モデルでないとDXを実現したとはならないはずです。
ではそこで、成功するDXのモデルをイメージして、必要となるシステムとはどのようなものかをデジタル面とAI面で定義してみましょう。
AI面:AIによる業務の自動化を実現し、迅速で正確で低コストな業務処理の実現と、生成型AIによる新しいサービスへの活用ができるシステムであること
デジタル面:関連するシステムを効率的なデジタル処理による、迅速で正確で低コストな業務処理の実現と、デジタル化戦略による事業転換を実現できるシステムであること
私は上記のように考えています。上記の二点を比べてみるとお分かりになると思いますが、A.I.面とデジタル面の定義の共通項に龍液性を高めるための迅速で正確で低コストな業務処理と事業改革の二つの要素があります。事業改革のほうはAIやデジタル化による新事業企画の話なので、システムの発注者側であるお客様の担当分野になります。デジタル化とA.I.を活用した迅速で正確で低コストな業務処理はシステム設計とデータ型の設計に依存すると考えています。では語弊を恐れずにシステム設計とデータ型で求められる共通項は何かと考えると、一言でいえば一気通貫で業務処理とデータマネジメントができるシステム基盤であると考えます。一言でいうのは簡単ですが、そもそも多くの企業内のシステムでは、それぞれの業務ごとにシステムが存在しており、これらを束ねた一気通貫のシステム基盤を作るのはとても難しい事ではあります。
DXのシステム基盤を設計・構築するベンダーの選択基準とは
私が考える前述の一気通貫で業務処理とデータマネジメントができるシステム基盤を設計・構築できるベンダーの選定基準は以下であると考えています。
- DXに関わる全システムの連携基盤の設計・構築経験があるベンダー
- データマネジメントの設計と構築と運用に強いベンダー
- A.I.や業務の自動処理に強いベンダー
このように定義すると、そんなスーパーベンダーなんてそうないですよね!?と思われるかもしれないです。超大手インテグレーターであれば、プロジェクトマネージャーに依存する可能性が高いですが、実現できる可能性はあると思います。ただ、どうしてもコストの点で期になる方も多いと思うのです。
このコラムを掲載いただいているグローバルウェイは、DXのシステム基盤を設計構築する国内屈指のベンダーの1社であり、データ分析やA.I.で中心的に活用されているPythonに強いベンダーでもあります。そして、現実的な話になりますが、DXのシステム基盤ではWebアプリケーションが活用されることが多く、データ連携が重要な大型のWebアプリケーションはPythonが強い分野です。グローバルウェイは10年近く前からPythonを活用したWebアプリケーション開発を進めてきたPythonの老舗インテグレーターでもあります。
このあたりの話はグローバルウェイの「Pythonの取り組み」のページにDXのシステム基盤イメージズと合わせて記載がありますので、是非ご覧ください。
DXのシステム基盤の話は一朝一夕に行かないと思いますので、興味がある方はまずは情報交換や相談レベルでもよいと思うので、興味がある方は以下のお問い合わせフォームよりお申し付けいただければ幸いです。
それでは今日はこの辺で
著者:吉政創成株式会社 代表取締役 吉政忠志氏
上場企業を中心にマーケティングアウトソーシングサービスを提供する傍ら、Python試験、データ分析試験、PHP試験、IPv6検定、ウェブセキュリティ試験を主宰。起業前はLinux試験やXML試験の責任者や文部科学省のXML教育推進委員やLinuxコンソーシアムの副会長を歴任。